べりろぐ。 ~ヴァナ料理再現工房~
ヴァナ調理師範・リアル料理素人が送る、FFレシピ再現のきろく
カラフルエッグ ~キャベツ地獄編~
- 2012/04/03 (Tue)
- 肉・卵料理再現 |
- CM(2) |
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~前回までのあらすじ~
カラフルエッグに色を付けるため、ニンジンと2日にわたる死闘
(漬けてるだけ)を繰り広げたべり。
しかしニンジンでは鮮やかな赤を出すことはできず、
卵の殻はなんともコメントに困る微妙な色に…
企画倒れの危機に直面したべりの前に、なんか濃い色の救世主が現れた!
~~~~
難攻不落の卵の殻もパワフルに着色してくれそうな秘密兵器、
それは紫キャベツだー!ヽ(`Д´)ノ
紫キャベツにはアントシアニンがたくさん含まれていて、これを使えば
かなり濃い色が出せるのでは!?と思われます。
だんだん化学実験みたいになってきましたが、続きいってみよー。
■作り方 つづき
・紫キャベツ半玉をざく切りにして、やや控えめにお湯を張った鍋に投入します。
アントシアニンはブルーベリーに含まれていることで有名な色素で、
うまく行けば、まさにブルーベリーのような濃い青色を煮出せるはずです。
・5分ほど煮込むと、キャベツ本体からはほとんど紫色が抜けてしまい
なんとも白っぽい色になりました。
比較用にゆでる前のキャベツを隣に配置してみました。色が大分違いますね!
色素が抜けると、葉っぱの端の方が緑色がかっているのが分かります。
あまりにも紫色すぎて気づかなかったよ…( ̄― ̄)
ちなみに煮出した後のキャベツは、後でソーセージと一緒に
具の少ないポトフ風にして食べました。
・さて、煮出した後の汁はというと…!?
びっくりするほど超紫色です!これで勝つる!!
この後、白い鍋に少し色素が沈着してしまって大変でした(´・ω・`)
・白い器に取り分けたところです。
まだ熱々なので、湯気がもうもうと立ちのぼっています。
あたりには、ゆでたキャベツのいい匂いが充満しています…
が、色合いと湯気の演出のせいで、どうみても魔女の怪しい薬にしか見えません(-人-;)
・このままでは卵が青色に染まってしまうと思い、煮汁に酢を投入!
すると、どぎつい赤紫色に変わりました(・∀・)
酢やレモンなど、酸性の液体を加えるとpHの変化で赤くなるんですね。
・色を染め分けるため、ニンジンで染めた卵にセロハンテープでテーピングをします。
テープを貼ったところは薄茶っぽい色が残るはず!
卵の殻が球形で、しかもザラザラしているのできれいにテープがくっつかず
これがなかなか難儀な作業でしたε=(~Д~;)
テーピングした卵と赤キャベツ汁をビニール袋に入れて、数時間待ちます。
・大体5~6時間ぐらい漬け込んだ頃、そろそろかな?と
様子を見てみることにしました。
かなり汁の色が濃いから、良く染まったんじゃないですかね~…(*´д`*)
…
( ゚д゚)!?
えええー!?確かに漬け汁は赤かったはずなのにいぃくぁwせdrftgyふじこlp;
………残念ながら、見た目は赤紫に変わっても、色素の本質は
青のままだったようです○| ̄|_
しかも慌ててビニール袋から卵を取り出したら、殻の表面に付着した色が
一部ズルッとはがれてしまって、仕上がりがまだらになってしまいました;
呆然としながらセロハンテープをはがして、酢の入れ過ぎのせいで
やたら刺激臭の強い漬け汁を洗い落とすと、一応の完成です。
■完成品
えーと。
ものすごく食欲が減退しそうな色合いのカラフルエッグが完成しました。
これが食用だとは誰も思うまいて…(-人-;)
なんていうか、こう…石?青銅製?みたいな。
ところで、中はどうなっているんでしょう?(@_@)
殻の中まで真っ青に染まってたら、ますます食欲減退しそうだなあ。
幸い、中は真っ白いままでした!
余談ですが、ゆでてから4日ぐらい経過していたせいか、殻がくっついて
すごくむきにくかったです。
ゆでたまごは日持ちしないと聞いていたので、これで食あたりしたら
ネタ的に最強すぎるわーと思いつつ、恐る恐る食べてみると…
特に悪くなったりはしておらず(酢がしみこんだりもしておらず)
味はごくごく普通でしたε=(~Д~;)
お腹も壊しませんでしたよ!
■評価
美味度:★★★☆☆ 味は普通だったはずなんですが、色々ショック過ぎてよく覚えてません…
再現度:★★☆☆☆ 途中までは勝利を確信していたのにー!(´;ω;`)
この記事へのコメント
無題
再現度の前にかなり無謀なレシピに挑戦する姿勢には相変わらず頭がさがります。
無題
色の件は残念でしたが、模様付けのマスキングも、下絵をつけたりして丁寧にやれば
もっと再現度を上げられたなあと思ったり…
完成を逸って、つい雑になってしまいました。反省orz