べりろぐ。 ~ヴァナ料理再現工房~
ヴァナ調理師範・リアル料理素人が送る、FFレシピ再現のきろく
【ハロウィン記念】リアルで目玉のスープ作ったよー
- 2014/10/31 (Fri)
- スープ類再現 |
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こんばんは、べりです。
ハロウィンイベントでゲットしたフランマスクのインパクトがすごいです!
頭から上が完全に別の生き物(-人-;)
マスクをかぶったまま合成してみると、どことなくフランも手をひらひらさせていて
一緒に合成してるみたいですね。
さて、ハロウィンといえばこれまで当工房では
ジャックパイ&パンプキンパイ
ジャックのランタン
パンプキンケーキ
などを再現してまいりました。
正直言って、カボチャを使ったハロウィンネタはほとんど再現したかも…
そこで今年はちょっと趣向を変えて、ホラー系料理に挑戦してみることにしました。
ヴァナにゲテモノ料理は数あれど、やはり昔から有名なのはこれじゃないでしょうか。
どーん。目玉のスープです!
HQともなると、中でヘクトアイズの眼が活発に泳いじゃう恐るべき一品です。
これをリアルで再現している人はさすがにいないでしょう…フフフ…
…と思ったらなんと既に再現されてました∑( ̄□ ̄;)
しかもファミ通で。
http://www.famitsu.com/cominy/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=27297
シュウマイを目玉に見立てるという発想!面白い!
酸辣湯も毒々しい赤さがステキです。
うーむ、私も自分なりのこだわりをもって取り組まなくては(`・ω・´)
ということで今回目標にしたことは、この3つです。
・材料と見た目をできるだけ再現!→これはいつも心がけてることですね。
・ハロウィンらしさにこだわる!→やはりカボチャ…?
・ちゃんとおいしく食べられるものを作る!→大事だ!(;°ロ°)
などなど、考えた末のべり流アレンジはこちらです。
■材料
(調理:71)炎のクリスタルヘクトアイズの眼×3 → カボチャ、白玉粉
獣人の血 → ワイン
ゼラチン → ゼラチン
シモカブ → ビーツ
アップルビネガー → ワインビネガー
蒸留水 → 水
(追加材料)コンソメ
目玉のスープ作りにおいて最大のポイントはやっぱり
「ヘクトアイズの眼をどう再現するか?」だと思います。
リアルにはヘクトアイズの眼はないし、あっても使いたくないですし…(-人-;)
だけど、せめて目玉の見た目だけでも再現したい!
どうせならハロウィンらしくカボチャを使って…
ということで、カボチャと白玉粉を使って目玉作りに挑戦してみることに。
スープもなかなか曲者です。
獣人の血とか、これまたリアルにない!いれにくい!
ゼラチンもシモカブもビネガーも、一体どういう味になるのこれー!?(´Д`;)
と悩みまくっていたところ、ふとしたきっかけで
ボルシチの材料のビーツがカブの一種だということを知りました。
ボルシチといえば、ものすごい赤い色で有名!これだ!(゜Д゜)
なんとなく方向性が定まったところで、いよいよ作り方をご紹介します。
■作り方
・かぼちゃをラップで包んで電子レンジで蒸し、緑色の皮部分とオレンジ色の実の部分に分けます。
オレンジ色の方を目玉の白目の部分、緑色の方を目玉の表面部分に使います。
・オレンジ色の実の部分に白玉粉を混ぜて、水を加えて固さを調整し
だんご状に丸めます。
白玉粉がダマになりすぎてえらいことに…
・緑色の皮の部分をフードプロセッサーで細かく破砕し、白玉粉を混ぜたものを
薄くのばしてオレンジ色の団子の表面を覆うように包みます。
黒目の部分はかぼちゃの皮の大きめの切れ端を使って作りました。
この時点で既にグロい(´Д`;)
・お湯を沸かして目玉だんごを投入し、浮き上がってくるまでゆでます。
カボチャの色がお湯に溶け出して、ゆで汁まで得体の知れない色合いに…
ゆでてるうちに何個か黒目が取れるアクシデントもヽ(;´д`)ノ
・ゆで上がった目玉がこちらです!
もっちりねっとりした感触になってグロさ倍増(´Д`;)
確かに、放置していたら分裂しはじめそうな気配を感じます!
・続いてスープを作ります。
今回の主原料のビーツは生で手に入れるのが難しかったので、缶詰を調達しました。
蓋を開けると、期待通りの目に悪そうな赤紫色!これを作って毒々しいスープを作るのです。
・缶詰のビーツをフードプロセッサーにかけてピューレ状にします。
さらに毒々しさ倍増です(=人=;)
・ビーツピューレを鍋に入れて、水・ワインビネガー少々・赤ワイン少々と一緒に煮立て
味付けにコンソメキューブを投入。
一説には、ボルシチに酢を加えると赤色の発色が鮮やかになるとか。
私が調べた限り、ボルシチのレシピにはあんまり酢は使われてないみたいでしたが…
それにしても目にしみる赤ですなあ。
・スープが温かいうちにゼラチンを加えます。
ゼラチンは正直入れる意味がよく分かりませんでした(´・ω・`)
が、できるだけレシピに忠実にしたかったので入れました。
水600ccくらいに対してゼラチン5gの割合にしたので
固まったりはせず、少ーしとろみがついた程度になりました。
最後に、スープと目玉を一緒に盛り付けたら完成です。
■完成品
悪魔的な見た目のスープが完成いたしました(;°ロ°)ごらんください!この禍々しい赤!
ただの野菜から、よくこんな赤色が出てくるもんだなあ…と感心してしまいます。
そしてスープに漂うヘクトアイズの眼…
勢い余って5つも入れてしまいました。レシピを考慮すると3つでよかった。
ヴァナ版に比べるとちょっと目玉のオレンジ色が鮮やかすぎる気もしますが、
キモい雰囲気は出せたかと!
さて、お味の方は人間が食べられる味覚に仕上がっているでしょうか?(ひどい)
まずはスープをすくって一口。
……うん!意外と普通です!
ビーツってこんなすごい色ですけど、やっぱりカブの仲間だけあって
ザ・根菜類(?)って味がします。
よく言えば大根やカブに近い素朴で優しい味、悪く言えばちょっと土臭さがあります。
そして目玉部分はモチモチしていてほんのりカボチャの甘みが感じられて、
これまた意外と普通においしいです。
要するにカボチャ団子ですから、極端にまずくなりようがないですもんね。
でも個体によっては中心部が生煮えだったりして、ちょっと失敗(-人-;)
ビーツのピューレとカボチャ団子が重いので、一皿で満腹になれました。
うーん、見た目は大変エキセントリックなのですが
それに反して味がすごーく地味なのが欠点といえば欠点でしょうか…
超おいしいか超まずいかのどっちかの方がネタ的には嬉しいんですけど(´・ω・`)
まあ、最初に掲げた3つの目標は達成できたので、よしとしましょう!
■評価
美味度:★★★☆☆ 見た目と味のギャップが激しいです。すごく普通…再現度:★★★★☆ 材料と見た目の再現度両立にはかなり悩みましたが、まずまずの出来!
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