べりろぐ。 ~ヴァナ料理再現工房~
ヴァナ調理師範・リアル料理素人が送る、FFレシピ再現のきろく
石のスープ【後編】
- 2012/02/27 (Mon)
- スープ類再現 |
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~前回までのあらすじ~
再現工房の総力を結集して「石のスープ」を完成させたべり。
だがそれはまさにアイコンの説明通り、「石を入れただけの白湯」だった…!
しかも「石を煮るんじゃなくて、熱した石を白湯に入れるのが正しい作り方じゃね?」とのご指摘も。
ですよねー(;´∀`)
~~~~
引き続きこんばんは、べりです。
前回の再現は、できるだけヴァナレシピに忠実に!と作り上げた結果
前衛的な一品になってしまったので、今度はある程度おいしく食べられるものを
作りたいと思います(゜ーÅ)
大体石のスープってなんなんじゃい。と思い調べてみると…
Wikipedia先生によると、「石のスープ」とは元々ポルトガルの民話で、
ちゃんとした料理としてのレシピも実在するそうなんです。
~~~~~~
飢えた旅人(僧侶とも)が集落にたどり着き、民家に食事を求めて立ち寄ったが、食べさせるものはないと断られてしまった。 一計を案じた旅人は、路傍の石を拾うともう一度民家にかけ合った。「煮るとスープができる不思議な石を持っているのです。鍋と水だけでも貸してください」
興味を持った家人は旅人を招き入れた。旅人は石を煮始めると「この石はもう古くなっているので濃いスープになりません。塩を加えるとよりおいしくなるのですが」と説明した。家人は塩を持ってくる。
旅人は同じようにして、小麦と野菜と肉を持ってこさせた。 できあがったスープは見事な味に仕上がっていて、何も知らない家人は感激してしまった。旅人はスープのできる石を家人に預けると、また旅立っていった。
(Wikipediaより引用)
~~~~~~
このお話が元になっているのか、ポルトガルに実在する「石のスープ」は
本当に石が入っていて、しかもとっても具沢山なスープなのだとか。
なるほど…
ならば私も、旅の僧侶の詐欺知恵と工夫にあやかって、石のスープならぬ
「知恵のスープ」作りに再挑戦してみるとしましょう!
…ちゃんとHQになるかなー(  ̄― ̄)
■材料
(調理:5)炎のクリスタル
火打石×3 → 石
蒸留水 → 水
(追加材料)
赤いんげん豆
にんじん
玉ねぎ
じゃがいも
チョリソー
にんにく
ローレル
コリアンダー
塩
ご覧の通り、当再現工房始まって以来、最も多くの追加材料になります(@_@)
こんだけ違うといっそすがすがしいですね!
赤いんげん豆はいわゆる金時豆、または輸入物の缶詰なんかでキドニービーンズと
書いてあるものが相当します。
乾物状態を水に浸けて戻してもよいのですが、一晩かかるので
今回はお手軽にキドニービーンズ缶を使いました。
コリアンダーは香菜(シャンツァイ)、パクチーの名の方が知られているでしょうか。
アジア系料理でおなじみの、結構苦手な人が多いアレです。
意外にもポルトガル料理によく使われるそうですよ!
一体どんな味になるのでしょうか…
ネットでもあまり見かけないレシピなので、仕上がりが全く想像つきません(-人-;)
■作り方
今回の手順は、民話とネットで見かけたレシピを融合しつつお送りします(´∀`)
・またしても鍋に石と水を入れます。おいしい出汁がとれるかなー。
・煮立ってきたら、石が古くてちょっと味が薄いので!?塩を加えます。
・さらに野菜も入れるともっとおいしくなるんだけど!?ということで、野菜を切ります。
新じゃがが手に入ったので、皮付きのまま食べちゃいます。
・切ったにんじん・玉ねぎ・柔らかくつぶした豆を鍋に入れます。
さらにローレル・にんにくを入れて、塩で味のバランスをととのえながら煮込みます。
村人もこんだけスープの色が激変したら何かおかしいと思いなさいよ…(-人-;)
・チョリソーも入れたら最高においしくなりますよ!ということで、チョリソー投入。
面白いことに、見つけたレシピはどれも、最初に肉類を固まりのまま煮て
火が通ったらいったん引き上げて細かく切って、最後に鍋に戻すという手順になっています。
肉のうまみが逃げないように、ということかな?
・じゃがいもと、切ったチョリソーを投入。
じゃがいもに火が通るまで煮込みます。
コリアンダーは最後の方に入れました。
香りを生かした方が面白いので、さっと火を通した程度です。
詳しいレシピが手に入らなかったので、本物はどれぐらい煮込むのが正解か分かりません(;´∀`)
・石とスープをスープ皿によそって完成です!
■完成品
前編のアレとはうって変わって、えらく具沢山な一皿ができました!
石に煮込んだ豆の皮がくっついてもうた。
(比較画像)
石が真ん中に配置されていること以外、見た目はどこにでもある(?)素朴な豆料理。
しかし立ちのぼる香りは、やたら爽やかなローレルと強烈な匂いでおなじみのにんにく、
とどめにコリアンダーという謎過ぎる組合せです。
一口食べてみると…
これが予想外にうまい!(゜Д゜)
ベースは豆のスープなので、しみじみとした優しい口当たりです。
が、このハーブ類が意外にも喧嘩せず、なんとも複雑なうまみとしてプラスされ
野菜やチョリソーがもりもり進む味わいに!
しかも豆がどっしり重いので、相当お腹いっぱいになれますよ。
なんだろう…語彙が貧困なせいで、この謎のおいしさを伝えられないのがもどかしいですが
とにかくおいしかった!ということだけは強調しておきたいと思います。
パクチー苦手な人はちょっと受け付けないかもしれませんが、嫌いでない人なら
ぜひ試してもらいたい一皿です!
ポルトガルのチョリソーはあまり辛くないので、普通のソーセージで代用すれば
その辺のスーパーでも比較的簡単に材料を揃えられますよ。
私もまた作ろうと思いますヽ(´¬`)ノ
後は、ポルトガル料理としてのレシピにどれだけ合っているかだけが気がかりです(;'∇')
■評価
美味度:★★★★★ 塩はやや強めに調味したのが正解でした。パクチー嫌いでなければぜひ!
再現度:★☆☆☆☆ 再現という意味では邪道ですが、我が再現に一片の悔いなし(`・ω・´)
カレンダー
プロフィール
Name | べり |
Face | Tar♀ F8B ![]() |
Rank | ウィンダスR10 ![]() |
Job | 白魔道士 |
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踊 | 学 | 風 | 剣 | |||||
99 | 99 | 99 | 1 | |||||
木 | 鍛 | 彫 | 裁 | 革 | 骨 | 錬 | 調 | 釣 |
28 | 12 | 20 | 2 | 3 | 4 | 70 | 110 | 97 |
窯 | ||||||||
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この記事へのコメント
無題
知恵のスープとは、ただ石を煮るだけのスープにあらず。まさしく、知恵と、(開き直る)勇気と、力(技)の結晶であると言えましょう。
ヴァナの知恵のスープは全ステータスが1づつ上がるという物ですが、物理法則なんか無視したクリスタル合成ですので、きっと何かしらの手心が加えられているに違いない。それは多分、愛情・・・(ドヤァ
無題
途中までカレーを作ってるようにもw
石のスープHQ、超うまそう!!!
あ、パクチー平気なんで私にも一杯下さい( ´∀`)つ
無題
ちょwドヤ顔www
でも、「料理はあいじょー」は永遠の真理ですよね(゜∀゜)ドヤァ
きっとヴァナのHQも、いろんな開き直りと力技で合成されているのですよ!
これからも開き直りと愛を忘れず精進したいと思います。
>P太さん
おお、パクチー大丈夫な人がここにも!嬉しいです。
新じゃがもスープもうまかったですよ~。
まさに味の新大陸や!みたいなヽ(´¬`)ノ
…どっかの彦麻呂みたいになってしまいました…