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べりろぐ。 ~ヴァナ料理再現工房~

ヴァナ調理師範・リアル料理素人が送る、FFレシピ再現のきろく

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リアルでブラックプリン作るよー【前編】

こんにちは、べりです。12月に入り、いよいよクリスマスシーズンに突入ですね。
ヴァナのイルミネーションは来週のバージョンアップあたりに解禁でしょうか。
まさか忘れられてたりして…
三国はなかなか行く機会がないので、今年は東西アドゥリンも
飾りつけしてくれたらいいのになー。

さて、当再現工房では毎年何かしらのクリスマス関連レシピを再現してきましたが
工程・期間の問題でめんどくさい再現できていなかったレシピがありました。

が、今年はレシピ研究を重ね準備万端!ついにヤツに挑戦してみたいと思います。
ミスラも恐れる伝説の黒いヤツ、ブラックプリンです。
リアルでいうところのクリスマスプディングですね。



しかし工程が長すぎるので、とりあえず今回は前編の公開となります。
後編はクリスマスあたりに公開予定です!



■材料

(調理:89 パティシエ)炎のクリスタル
サンドリア小麦粉 → 薄力粉 70g
セルビナバター → バター 40g
シナモン → シナモン 小さじ1
キトロン → レモン(無農薬のもの)の皮1個分、レモンピール30g、レモン果汁大さじ1
サルタオレンジ → オレンジピール30g、オレンジ果汁大さじ1
ブブリムグレープ → レーズン 110g
鳥の卵 → 卵 1個
ロイヤルグレープ → プルーン 70g
(追加材料)
ブラウンシュガー 60g
ブランデー 大さじ4
生パン粉 60g(または6枚切り食パン1枚)
オールスパイス 小さじ1

クリスマスプディングは、ドライフルーツをたっぷり使ったイギリス伝統のレシピ。
ヴァナレシピでも、キトロン、サルタオレンジ、ブブリムグレープ、ロイヤルグレープと
実に4種類ものフルーツが使われています。

ロイヤルグレープに相当するリアル材料の判断は毎回迷いますねー。
特に今回は、同時に使うブブリムグレープにレーズンを当てはめてしまったので、
レーズン以外のものを…ということで、プルーンにしました。
クリスマスプディングにはプルーン(プラム)を入れるレシピが多いそうなので
ちょうど良さげですヽ(´―`)ノ
でもふと気づいて驚いたのが、ヴァナレシピにはメープルシュガーが入っていないこと!
果物の甘さだけで勝負する素朴なレシピということでしょうか…(-人-;)
さすがに砂糖を入れないわけにはいかないので、材料に加えました。

また、今回はその他にも色々追加材料を使っています。
まず欠かせないのがブランデー。
全体の味わいの要になるだけでなく、長期間保存するプディングの熟成に
大きな影響を与えるので、必須といえるでしょう(`・ω・´)
生パン粉も調べたレシピの中ではかなりの高確率で含まれていたので、追加しました。
オールスパイスとはクローブ、ナツメグ、 シナモン、こしょうなどを
合わせたような香りを持つ、ふしぎな植物の葉を使った香辛料です。
なんだかお得感あふれる香辛料ですね!
シナモンだけではクリスマスプディングの複雑な味わいを表現できない気がして、
追加することにしました。

ちなみに、本格的なレシピではなんとバターではなく牛脂
(ケンネ脂という腎臓まわりの脂肪)を使うんだとか!
お、重そう…(-人-;)
お肉屋さんやスーパーでで分けてもらえる、四角くて白いすき焼きの油。
実はあれ、ケンネ脂を提供していることが多いそうです。
今回はヴァナレシピの方に合わせて無難にバターを使いました。

とにかく材料が多岐にわたるので、買出しだけで1日終わってしまいました。
疲れた…(:D)| ̄|_


■作り方
制作もなかなか大変!前編だけで丸2日がかりでしたε=(~Д~;)

・ドライフルーツ・ピール類を刻み、ブランデー大さじ2を振りかけてなじませます。
本当は長期間漬け込んだフルーツの方が味・保存性ともに優れるのですが、
今回はお手軽レシピということで。



・食パンをフードプロセッサーにかけて、生パン粉を60g分作ります。
重さが量れない場合は、パン1斤が340g以上なので
(市販の食パン1袋=1斤が大体350~400gのようです)
おおよそ6枚切りの食パン1枚分を使えばよいでしょう。
フードプロセッサーがない場合は…手でちぎれば大丈夫!たぶん!



・ブランデーに漬けたフルーツ類にバターを加え、バターの粒が細かくなるまで
切るように混ぜます。
その上に、レモンの皮1個分のすりおろしを加えます。
皮を使うので、レモンは無農薬のものを選ぶのがポイントです。



・ブラウンシュガー(三温糖や黒砂糖など、茶色っぽい砂糖ならOK)と
生パン粉を加え混ぜます。



・とき卵、ブランデー大さじ2、レモン果汁、オレンジ果汁を混ぜたものを
加え混ぜます。



・ふるった薄力粉を加え、さらに混ぜます。
さっくり切るように…とか考えず、ぐるぐるこねてもOKなところは気楽です!



・生地がまとまったらラップに包んで一晩寝かせます。
水分多め・フルーツ少なめな配合のせいか、思ったよりゆるめな生地になりました。



ちなみに、本場イギリスではクリスマスの約5週間前の日曜日に
家族みんなで願い事をしながら、この材料かき混ぜ工程を行うんだそうですよ。
("Stir-Up Sunday"と言って、クリスマスの4週間前である
Advent Sundayの前週とされています)
2013年は11/24がその日だったようですが、
べり家が制作に取り掛かったのはクリスマスの約3週間前。
しかもかき混ぜ担当は私1人…まあいいか…(; ̄― ̄)


・翌日はいよいよ蒸す工程に入ります!
まずは内側にうすくバターを塗った型に、すき間なく生地を詰め込んで
表面を平らにならします。
今回のレシピの場合、生地の体積はおよそ500ccになります。
蒸すとほんの少し生地が膨らむ分も考慮に入れて、
それより大きめのドーム型の器なら、丼でもカフェオレボウルでも何でもOKです。
写真の器は、水を入れて量ったらちょうど容積600ccでした。



・生地と器にぴっちりアルミホイルをかぶせます。
ホイルの生地に接する部分にもあらかじめ薄くバターを塗っておきます。
蒸している途中でホイルが浮き上がってこないように、タコ糸などで
器のまわりを縛って固定します。



・器が入る大きさの鍋にお湯を沸かし、濡れ布巾で包んだプディングを入れて
蓋をして弱火で約2時間蒸します。
水位の目安は、プディングの器のギリギリ下ぐらい。
器が完全にお湯に浸ると、水が染みこむ可能性が高まります。
蒸していると水位がどんどん下がってきますので、時々さし湯をします。
空焚きにはくれぐれも注意!
レシピによっては、長いものだと何と6時間~8時間にわたって蒸す場合も!
が、今回は制作サイズがかなり小さめだし、2時間ぐらいで
十分でしょ~と判断しました。(大丈夫なのか…?)



・蒸しあがったら鍋から引き上げて、室温で放置し冷まします。
ホイルを外してみたところがこちら!
フルーツとブランデーのおいしそうな香りが立ち込めます(*´д`*)
さすがに火は通っている模様。
器の外側の水分をふき取り、新しいアルミホイルで全体をしっかり包み直したら
あとはクリスマスまで冷蔵庫で保管・熟成します。



果たして約3週間、腐ったりせず無事熟成してくれるでしょうか…(;`・ω・´)
一抹の不安を抱きつつ、後編に続きます!

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