べりろぐ。　～ヴァナ料理再現工房～

ヴァナ調理師範・リアル料理素人が送る、FFレシピ再現のきろく

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リアルでブラックプリン作るよー【後編】

～前回までのあらすじ～
クリスマスのお菓子の中では最も手間がかかると思われる
ブラックプリンの再現に取り掛かったべり。
アルミホイルに包まれて3週間厳重保管されたプディングは
果たして熟成されているのか、カビだらけになっているのか…？
ついに今、パンデモニウムの門が開く！（おおげさ）
～～～～

こんにちは、べりです。
12月初に公開した【前編】から約3週間経ちました。
その間プディングはアルミホイルでぐるぐる巻きにしたまま
冷蔵庫に突っ込んで一度も中をチェックしていなかったので、
ホイルをはがすのは今日が初めてです。

この保存段階で何らかの問題が発生していた場合、そもそも
後編が企画倒れになってしまうわけで…どうか無事であってくれー(｀・ω・´;)
そう祈りながら、恐る恐るホイルを外してみると…！

特にカビがはえたり腐ったりせず、無事でした(*´д｀*)やったー。
しかし3週間の間に、心なしか縮んだような気がするんですが…？
器と生地の間のすきまが広がっているような気がします。
水分が飛んで少し乾いてしまったのかな？

ともあれ、無事に保存されているし、変な匂いもしないし一安心！
日本でもやればできるもんだ(｀・ω・´)
ということで、いよいよ仕上げの温め工程に入ります。

■作り方

・器をアルミホイルの上から布巾できっちり包み、お湯をはった鍋に入れて
弱火で約2時間蒸します。
ここは前編での蒸し工程と同じですね('∇')

・プディングを蒸している間に、仕上げ用のソースを作ります。
イギリスではブランデーバターと言って、ホイップしたバターに
ブランデーを加えたものを添えたりするようです。
他にもカスタードソースやホイップクリームなどを添えることもあるようですね。
プディング本体がずっしりとして食べごたえありそうだったので、
ブランデーバターを合わせるのははちょっと重そう…
そこで、今回はゆるーく3分立て程度にホイップした生クリームに
砂糖・ブランデー少々を加えたものをソースにしました。
はっ、ホイップする写真撮り忘れてた∑(￣□￣;)

・さて、2時間蒸し直したプディングがこちらです！
蒸気の力で生地がまた膨らんだためか、いつのまにか器と生地の間が
ぴったり埋まって、しっとりした出来上がりになりました～。

・器と生地の間にナイフを入れてすき間を作り、お皿の上にあけます。
あとはプディングの飾りつけとソースを準備して、完成です。

■完成品

飾り付けをしたら、かなりゲーム内のグラフィック通りの出来ばえになりました！
ちなみにてっぺんのヒイラギの葉は、近所で買ったワインのボトルに付いてた
リボン飾りから引っぺがしたものです。再利用バンザイ＼(＾O＾)／

プディングの体積がそこそこある（直径12cm、高さ5cm程度になりました）ためか
はたまた2時間じっくり蒸し上げたためか、盛り付けたり写真を撮ったりして
多少時間がたっても、ホカホカと暖かそうな湯気が出続けています。
そして3週間前に比べて明らかにパワーアップした、フルーツとブランデーの芳醇な香り！
これは絶対おいしいに違いない(｀・ω・´)と確信しつつ
ホイップクリームをかけて蒸したてを食べてみると…

やばい。うまい。
もっちり…というより、お団子のようなむっちり感を感じる生地に
ドライフルーツとスパイスの複雑な味わいが口いっぱいに広がります。
熟成の力ってすごい！と実感しました。
3週間弱おいただけでこれだけ味が良くなったのですから、イギリスでは
1ヶ月前、3ヶ月前、場合によっては1年前から（！）熟成する家庭があるのも
うなずけるというものです。
いやー、今回は頑張った甲斐がありました！
振り返ってみると、「1ヶ月ぐらい前には作り始めるのを忘れない」ことさえ守れば
時間はかかるけど1つ1つの工程はそこまで難しくないレシピでした。
これはぜひまた作ってみたいです(*´д｀*)