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べりろぐ。 ~ヴァナ料理再現工房~

ヴァナ調理師範・リアル料理素人が送る、FFレシピ再現のきろく

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【番外編】リアルでガレット・デ・ロワ作ったよー

こんにちは~。べりです。
お正月も過ぎ、成人の日の3連休も過ぎ、急速に日常に引き戻されている今日この頃。
ヴァナも謹賀新年イベントが14日で終わってしまいましたが、
皆さん子羊とは十分キャッキャウフフできましたか?
私はしました( ̄¬ ̄)(断言)

ケットシーをわかせるために、キャベツやナパを子羊にたくさんトレードすると
子羊の方も大盤振る舞いでじゃんじゃんガレット・デ・ロワをくれます。
ところがガレット・デ・ロワを持ったままだと子羊の満足度が上がりにくいという噂があり、
べりの周囲ではガレットがじゃんじゃん捨てられていました。
噂の真偽は分かりませんが、ちょっと悲しい(゜ーÅ)



と、今年のヴァナでは不遇な扱いを受けていたらしいこのお菓子。
合成レシピではないので、今回は番外編として再現してみたいと思います!



もともとガレット・デ・ロワとは1/6の公現祭に食べるお菓子のことで
地域によってパイだったりケーキだったりブリオッシュだったりと
色々バリエーションがあるみたいです。
中でもフランスでは、アーモンドクリームを詰めたパイが食べられているようです。
最近日本で見かけるガレット・デ・ロワはこのフランス式が多いですね。
ちなみにドイツ・オーストリア方面ではケーニヒスクーヘンというお菓子を食べるんですって。
昨年の公現祭に当再現工房でも作ってみましたので、よかったらこちらもどうぞ('∇')




■材料

今回はヴァナレシピがないので、リアルで使った材料をメモしておきます。
意外とシンプルな材料構成です。

(21cmタルト型1台分)
冷凍パイシート(18cm×18cm)2枚
アーモンドパウダー 50g
卵 1個(50g)+溶き卵用にちょっと
砂糖 50g
バター 50g
ラム酒 少々

これをヴァナ食材に当てはめたらと想像してみると…
パイ生地
ローストアーモンド(を風クリで粉砕?)
鳥の卵
メープルシュガー
セルビナバター
…ってところでしょうか?おお、意外ときれいにまとまった(@_@)


そしてガレット・デ・ロワに欠かせないのがフェーブ。
パイの中にフェーブを入れて焼き、当たった人が王様(女王様)になれるのですが
実はべり家に代々伝わるとっておきのフェーブがあるのです。それがこちら。



昔、池袋西武などに出店していたパン屋さん「ルノートル」の
西暦2000年記念フェーブ!なんと15年物ですよ(`・ω・´)
ルノートルのバナナブレッドが好きで、当時はよく買っていたものですが
2009年に日本から全面撤退してしまったんです。
惜しい店をなくしたなあ(´Д⊂

フェーブの裏面はこちら。
ルノートルのロゴと2000年の文字が刻印されています。



数年前にこの再現ブログを始めてからというもの、
「いつかガレット・デ・ロワを再現するかもしれないからフェーブとっとこう…(ΦωΦ)」
と密かにあたためていたお宝が今、真価を発揮するのです!(おおげさ)

あとはフェーブが当たった人がかぶる王冠も重要ポイントですね。
完成品グラフィックでもガレットに王冠がかぶせてありますし、
再現度を高めるためには、ある意味フェーブ以上に大事です。
でも近場のお店では手に入らなかったので、ネット通販で紙製の王冠3個セットを買いました。
送料の方が高かったよ!o(`ω´*)o
まあ、これで来年も再来年もガレットが作れると思えば…(?)

■作り方

・まずは、パイに詰めるアーモンドクリーム作りから。
バターを泡立て器でホイップし、ふるった砂糖を加えよく混ぜます。
そこへ卵1個分をときほぐしたものを数回に分けて加え、分離しないようによく混ぜます。



・さらにラム酒とふるったアーモンドパウダーを加えてざっくり混ぜたら
アーモンドクリームの完成です。
クリームの配合は、重量比でバター:砂糖:卵:アーモンドパウダー=1:1:1:1
と覚えやすい割合になっています('∇')



・冷凍パイシートを、型に合わせて麺棒でのばします。
今回購入したパイシートは18cm角で、手持ちの型は直径21cmなので
かなりがんばって広げる羽目に(-人-;)



・1枚目のパイ生地を型に敷き、その上にアーモンドクリームを円形にのばします。
そしてクリームの上の適当な場所にフェーブをセット!



・クリームを敷いていないパイ生地の周縁部に接着用の溶き卵を塗り、
上からもう1枚のパイ生地をかぶせて周囲をくっつけます。
パイ生地の厚みが均等になるように、1枚目のパイ生地と2枚目のパイ生地は
互い違いに重ねます。
なんだか八芒星みたいな形になりました。はみ出た部分は切り落とします。



・パイ生地の端をナイフの背で押してしっかりと接着し、表面全体に溶き卵を塗ったら
いよいよガレット・デ・ロワの仕上げを決める模様付けです。
ガレット・デ・ロワの模様には多彩なバリエーションがあって、
太陽・月桂樹・麦・ひまわりなどがモチーフに使われています。
今回は完成品アイコンのグラフィックにならって、中心から渦巻き模様を描く
太陽のモチーフにトライしてみました。
ナイフで薄く切れ込みを入れて模様をつけるので、やり直しのきかない一発勝負!
かなーりドキドキしましたが、初挑戦にしてはうまく行った方かな?



・あとは200度のオーブンで50分焼き、パイが十分膨らんで焼き色が付いたら完成です。

■完成品

ある意味15年越しの夢、ガレット・デ・ロワが完成しましたー!
ちゃんと王冠ものせてアイコングラフィックそっくりの仕上がりですよ!
…って、なんかずいぶん焦げてない!?Σ(゜д゜lll)



どのレシピも「200度とか230度で50分くらい焼く」って書いてあったので
油断してたら、ずいぶんとこんがりした色合いになってしまいましたねえ…
うちのオーブンなら40分くらいで十分だったかも。
でも焦げ臭さは全くなく、むしろバターとアーモンドクリームの香ばしい匂いがします。
そう!香ばしい!物は言いようですよね( ̄― ̄;)



気を取り直して、切り分けたところがこちら。
パリッとしたパイ生地と、まったりしたアーモンドクリームの取り合わせがたまりません!
パイ生地の食感は「パリッ」というより「ボリッ」に近い感じもしますが、
アーモンドクリームの素朴な甘さには、サクサクホロホロした繊細な生地よりも、
むしろこのしっかりした歯ごたえの生地の方が合ってる気がします。
ヨーロッパのパン屋さんやお菓子屋さんで売っている、
大味でずどーんとしてるけど妙に味わい深いケーキを彷彿とさせる味でした。

…ということでガレットそのものの出来ばえは上々でしたが、問題がひとつ。
1切れ食べ、2切れ食べ…といくら食べても肝心のフェーブが出てこなーい!ヽ(;´д`)ノ
次の日の夕ごはんに1人で食べた7切れ目でやっと出てきました…
せっかく用意したのに、誰の頭にも乗らなかった王冠がちょっぴり不憫でした(゜ーÅ)

■評価

美味度:★★★★☆ 基本的なお味は上出来。21cm型ならクリームはもっと多くていいかも!
再現度:★★★★☆ ちょっと黒っぽすぎるところ以外は文句なし?
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この記事へのコメント

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無題

ヽ(;・ー・)ノこんなイベントやってるなんて知りませんでしたよ~
(*´Д`*)もぉなんなんですか?クソ旨そうぢゃないですかー(*´¬`)
こんなオヤツが食べたいよー(´Д⊂
こんなんケーキ屋さんとかのショーウィンドウに並んでるのしか見たことないよー( TДT)
  • from とし :
  • URL :
  • 2015/01/20 (17:24) :
  • Edit :
  • Res

無題

おー、としさんまたまたコメントありがとうございます!
見た目はこんがりしすぎてますけど、ほんとおいしかったですよ('∇')
紙製の王冠も3個セットで買ったので、これであと3年は戦える!しばらく毎年つくります(`・ω・´)
  • from べり :
  • 2015/01/21 (00:24) :
  • Edit :
  • Res

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